7月に入り、今年も昨年に続き異常な暑さが続いています。
外に出るのが危険に感じるほどの熱波で、一昔前の仙台では考えられない気温ですが、世間ではお米が品薄になり、価格が1.4倍近く値上がっているそうです。
お米品薄の原因は、インバウンドによる需要増加、コストプッシュによる原料価格の高騰などもありますが、この猛暑も原因の一つです。
昨年も今年と同様に、異常な暑さが続いたことにより、田んぼの水はお湯のようになり、高温障害で品質も悪化しつつ収穫量も減りました。そして今年も、長期予報では昨年同様の気象状況になりそうです。
昨年との違いは、暖冬による雪不足から水不足にならないかという点です。
7月現在では深刻な水不足はありませんが、今後も猛暑が続いた場合は水が足らなくなる可能性が出てきます。超高温に加え水も不足してしまったら、お米以外の農産物も、昨年以上の深刻な不作になる可能性が高くなります。
無農薬のお米や野菜は、一般市場のように需給が乱高下することは少ないですが、それでもこの天気による不作の影響は直撃していて、多くの農作物が収穫前に、畑で高温障害により枯れてしまっています。
今後も異常なお天気が続いた場合、これまで当たり前にいつでも手に入ると思っていた食べ物が、手に入らなくなるかもしれません。
これはもちろんお天気だけの問題ではなく、いよいよ本格化してきた生産者不足なども要因としてありますが、農産物に限らず様々な食品も、ここ最近は欠品や廃止品が目立つようになってきています。※一部は長期欠品のまま再開の目処も立っていません
こんな状況がいつまで続くかは分かりませんが、今後も状況の変化に注意しつつ、変化があり次第お知らせしていこうと思います。
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