コラム

自分の病気は自分で治す―その2―

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紅葉シーズンも過ぎ、蔵王エコーラインも冬季閉鎖となって、いよいよ雪のシーズンが近づいてきましたね。朝と日中の寒暖差が大きくなって風邪を引いている人も多いようです。

さて、10月に私の肺塞栓症の2回目のCT検査があり、同時に原因を探すために全身CTスキャンもしました。それ以前に婦人科の検査もしたのですが、血栓の原因になるような問題は見つかりませんでした。

それで担当医は「血栓は順調に溶けてきているので、このまま薬を飲んでいればなくなるでしょう。
ただ血栓のできる人は、原因がはっきりしている人としない人がいるのですが、あなたは胃かいようもないし、大腸ポリープもないし、原因がわかりません。なので、薬を止めるといつまた血栓ができるかわからないので、生涯薬を飲み続けてください。」と言うのです。

それを言われた瞬間

「ああ、やっぱり血栓は自分で作っていたんだ…だから自分で治さなければならないんだ」と思いました。

薬は胃薬とセットで出されているような強い薬です。
そんな化学物質を一生体の中に入れ続けるつもりは私にはありません。
薬を止めるためには、腎臓の働きを良くすること。これが一番必要なことです。
退院してから私が心がけていることは、水(お茶やコーヒではなく)を、こまめに一口づつ飲むこと。月に1~2度の加圧トレーニングを受けて体を整え、家でも実践すること。

それと、最近は気温も下がってきたので、朝(週5日くらい)腎臓にこんにゃく湿布を始めました。そして何よりも腎臓の働きを良くするのに大事なことは、自分の心を開放すること。「良い子」になろうとしないこと。これが一番難しいのですが、自分と向き合いつつ、自分を少しでも変えられるようにしたいと思っています。

そしたら先日、連れ合いから思いがけず嬉しいことを言われました。
「最近、夜中に唸らなくなったね」と―。

[腎は唸る]と昔から言われるように、腎臓の働きが悪い人は唸るのです。
いつ頃からか私も時々夜中に「う~~~ん!」と唸って、自分の声で目が覚めたり、連れ合いに、悪い夢をみてうなされているのではないかと思われて起こされたりしたことが多々ありました。(悪い夢をみているわけではありません)でも、言われてみれば、最近それがないのです。ということは…腎臓が少しでも良い方向に向かっているのではないかと喜んでいます。そしてこのように効果が出てくるとことは、自分で薬をやめる決断をする希望でもあります。

成澤 敏江

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