コラム

日々の暮らし― 料理教室のあれこれ ―

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今年の夏は本当に暑いですね~。私は夏に弱いので(冬でも弱いけど)、食欲もなくなり、体調も上がったり下ったりと揺れ幅が大きくて―。 でも、この体をだましだましで結構いろんな事をやって暮らしています。

先日、暑い中の料理教室を無事終えて、今はホッとしています。(このメリハリがまたいい~)
参加してくださった方々の元気をいただいた感も大きく、これからは放っておいた畑仕事をしようとはりきっています。

さて、7月の料理教室は定番メニューの、ルーを使わずスパイスのみで作る、夏野菜たっぷりカレーを作りました。 この夏カレーは完熟トマトがあってこそのメニューなのですが、試作の頃は雨続きもあり、たんぽぽにも完熟トマトは入荷せず、トマト缶やトマトジュースを使って作りましたが、味はいまいち。
ところが料理教室の前日、白石の川村さんのトマトが入荷して、そのトマトを使って作ったカレーは、何回もの試作のカレーより数倍美味しいカレーとなって参加者の方々を喜ばせてくれました。

ポテトサラダも暑い夏バージョンで、こってりマヨネーズを使わず、梅酢、リンゴ酢、レモン汁、レモンの皮、オリーブオイルで作りました。このあっさりポテトサラダ、皆さん爽やか味でビックリと!大変評判がよく、うれしい限りでした。 そして、この日おまけで提供した「人参サラダ」。これこそ簡単、あっさり、爽やかサラダ。(カレーによく合う~)人参はカロテンなどのビタミン類も豊富!力のある野菜です。 私はこの人参サラダを普段からよく作ります。 まず、人参を薄くスライスした後、細く千切りにしてボールに山盛りにします。

実は私、ひたすら人参の千切りをしている時、無心になれて妙に心が落ち着くのです。 スライサーとか便利な道具を使うとこのような状態になれないので、便利な道具は、時に心に届く作業には結びつかないようです。単純な昔ながらの道具と、自分の手を使って作業するのが良いのかもしれません。

さて、ボールに山盛りになった人参に、梅酢とりんご酢を加えて混ぜます。 こそに「風の干しぶどう」をパラパラ入れて混ぜておきます。すると、人参から出た水分を干しぶどうが吸ってくれて、程よい湿り気ができ、ほんのり甘みのついた人参たちが生まれます。 私はここに、更に栄養たっぷりの「麻の実ナッツ」を入れます。 この麻の実ナッツは、微量栄養素の鉄、亜鉛などが含まれていて、ちょっと高いけど、毎日少しずつ食べると長持ちするし、日々摂れない栄養素が少量で摂取できるので、食欲のない夏こそ良質な栄養が摂れる食材が大事だと思うのです。

これだけではさっぱりしすぎと言う時は、オリーブオイルを食べる時にかけると、これまたおいしい!心落ち着く作業を通して作った人参サラダで、家族を元気にしてあげられます。

「風の干しぶどう」は、中国のはずれのウィグル区という、大自然豊かな未開拓大地で取れた野生のぶどうを”自然の風”で干したもの。こんなステキな干しぶどうは他にありません。色は薄い黄緑色。そして味はやさしい甘さ。
姿も形も自然そのもの。私たちの体を本当に喜ばせてくれる最高の干しぶどうです!

山田 きみえ

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