2018年もいよいよ終りが近づいてきましたね。
今年は新しいお客様がとても増えた気がします。それだけ多くの方が食を見直し、自分と大切な人の健康を真剣に考えるようになったと思うと嬉しくなります。

私たちの体は食べ物によって作られています。

たんぽぽに来てくれるお客様が、より良い本物志向になり、それによって毎日を元気に過ごしているのを見たり聞いたりすると、それだけでたんぽぽをやっていて良かったと思えてきます。

10年前に比べ、私たちがキャッチできる情報は膨大になりました。それにより食べ物の重要性に気づき、たんぽぽに来てくれる人が増えたのかもしれません。

でも情報が増えすぎて、何が本当なのか分からないという人も多くなってきたように感じます。僕も多くの情報に触れていると、たまにそう思うことがあります。

そんな時、私たちが基準としているのが100年前の食生活です。

例えば味噌や醤油、納豆や漬物などの発酵食品は、古の時代から受け継がれてきた千恵の結晶です。このような食べ物は、私たちの体に本当に必要な食べ物だからこそ、脈々と食べ続けられてきたはずで、安全性も歴史が証明しています。

逆にここ数十年で過剰に摂取するようになった食品は、本来私たちの体にさほど必要なかった食べ物である可能性があります。その代表が砂糖や添加物ですが、加工された食品では、添加物や砂糖が入っていないものを探すほうが難しくなってきました。

たんぽぽではできる限り余計なものを入れず、昔ながらの時間と手間をかけた製法で作られた食べ物を扱っています。そういう本物で良質な食べ物は、そうでない食べ物よりも少しだけ高価だけど、具合が悪い毎日を過ごしたり、病気になって病院にお金と時間をかけるよりも、豊かで幸福な人生を送れると思っています。

そして、より多くの人が健やかで豊かな暮らしができるように、来年も良質で安全な食べ物を提案していこうと思っています。来年は今年よりもっと元気な人が増えてくれますように…。

山田　朋